不動産の基本

不動産の売り時はいつ?判断の3つの基準

「今が売り時なのか分からない」「もう少し待てば上がるかもしれない」。売却は大きな決断だからこそ、勢いでは決めたくないものです。売り時は、相場だけでなく、持ち続ける費用や税金、これからの暮らしまで並べて考えると見えてきます。

売り時は「数字」を並べると見えてきます

判断の材料になるのは、次の3つです。

01まわりの相場

周辺の成約価格や、売り出し中の物件の数、売れるまでにかかる期間を確認します。

02持ち続ける費用

固定資産税、管理費・修繕積立金、修繕費、保険料など、毎年かかる費用です。

03手元に残るお金

売却価格から、ローンの残り、仲介手数料、税金などを差し引いた金額です。

「いくらで売れるか」より、「いくら手元に残るか」で考えます。

同じ価格で売れても、ローン残高や税金によって、手元に残る金額は大きく変わります。

売るときにかかる主な費用

  • 仲介手数料:不動産会社へ支払う報酬です。
  • 印紙税:売買契約書に貼る印紙の代金です。
  • 抵当権の抹消費用:住宅ローンを完済して、担保を外すための登記費用です。
  • 測量費・解体費:土地や建物の状態によって必要になることがあります。
  • 譲渡所得税・住民税:売って利益が出た場合にかかります。

税金は、所有期間が5年を超えるかどうか(売った年の1月1日時点)で税率が大きく変わります。自宅を売る場合は、要件を満たせば最大3,000万円の特別控除を使えることもあります。

売るか、持ち続けるか。3つの判断基準

01エリアの価値は上がりそうか

再開発や交通の便の改善が予定されていれば、持ち続けることも選択肢です。人口が減っている地域では、値下がりも考えておきます。

02費用と収入のバランスは取れているか

家賃収入より維持費の負担が大きい状態が続くなら、持ち方を見直す時期です。空き家は費用だけがかかり続けます。

03これからの暮らしに合っているか

将来住む予定がある、子どもへ引き継ぎたい、老後の資金にしたいなど、持つ目的をはっきりさせます。

売る・持つ、のほかにも道があります

二択で考える必要はありません。建物の状態や立地によっては、次のような方法もあります。

  • 賃貸に出して、家賃収入を得る
  • リフォームして、貸す・使う
  • 土地として貸す、駐車場にする
  • しばらく貸してから売る

ただし、賃貸には空室や家賃の滞納、修繕などのリスクもあります。収入の見込みだけでなく、費用や手間まで確認しておきましょう。

「今売る」と「数年後に売る」を比べてみましょう

STEP 01今の価格を知る

査定で相場を確認します

STEP 02持ち続ける費用を出す

毎年かかる費用を合計します

STEP 03手元に残る額を比べる

今売る場合と数年後の場合

STEP 04方針を決める

売る・持つ・貸す

売り時に、誰にでも当てはまる正解はありません。ローン残高、維持費、税金、将来の使い道を並べて、ご自身とご家族に合った方法を選ぶことが大切です。

迷っている段階こそ、一度数字を並べてみることをおすすめします。

売る・持つ・貸す。決める前の整理から、一緒にお手伝いします。

あわせて読みたい:空き家を放置すると固定資産税が最大6倍に?/相続した実家、兄弟でどう分ける?

読んで気になったことは、そのまま聞いてください。

相談無料・秘密厳守受付 9:00〜17:30(日・月・祝休み)